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【豆知識】成人式を迎える皆様に♡ 〜そもそもなぜ成人式は振袖を着るの?〜

2020.04.30

おうち時間に、“成人式”をよく知ってから当日を迎えよう♡

 

人生で大きな節目である成人式。

日本古来の4大儀式である冠婚葬祭という言葉の「冠」にあたるのが成人式です。

人生の通過儀礼として、成人になるということは人生において重要な節目とされています。

 

成人式の女性の装いとして定番となっている振袖。

着物の中でも特に華やかで存在感がある振袖。

でも、そもそもなぜ成人式には振袖を着るのでしょうか?

今回紹介するのは、成人式と振袖の関係についてです。

これらを知ることで、「振袖を着て迎える成人式」がより特別なものとなり、当日をさらなる特別な1日にしましょう♡

 

 

●現在の成人式の形となったのは戦後の埼玉が発祥の地

現在の成人式のスタイルは、終戦の翌年1946年埼玉県蕨町で開催された「青年祭」のプログラムにて行われた「成年式」が始まりと言われております。当時、日本全体が第二次世界大戦の敗戦による混乱と虚脱感があり、未来への希望が見出せずにいた中、次代を担う若者たちを勇気づけて励まそうと企画されたのが「青年祭」で、この催しの幕開けとして行われたのが「成年式」でした。

全国で先駆けて行われた「成年式」は、国・県からも関心が寄せられ、1948年に「成人の日」(国民の祝日)が制定され、全国各地で新成人の門出を祝うようになりました。

 

●振袖の起源

現在の“振袖”といわれている着物が誕生したのは、江戸時代のこと。

江戸時代前期、若い女性が着る正装の和服として袖丈が次第に長くなったことが起源とされています。なぜ長くなったのか?ということについては様々な説がありますが、一つとして、舞踊を披露するときに、舞台上でより美しく見えるように袖丈を長くしたといわれています。袖丈の長さは時代によって異なります。1600年代には55~95cm、1800年代後半には95~122cm位になったといわれており、現在は最も袖の長い大振袖では114cm位になっています。明治時代以降には、未婚女性の正装として定着しました。

 

●振袖の2つの意味って?

実は、振袖には2つの意味が隠れていたのはご存知ですか?

①恋愛のサイン

江戸時代では女性から告白、思いを伝えることはタブーとされていました。そのため、女性の踊り子らが”愛情”を「袖を振ること」で示し、”哀れみ(悲しみ)”を「袖にすがること」で表現しました。これらが後に他の女性たちが真似し、流行したとも言われています。

また男性からの求愛に対して、”好き”と伝えるときは「袂を左右」にし、逆に”嫌い”と伝えるときは「袂を前後」にすることで意思表示していたと言われています。現在、恋愛で言われている「降る」「振られる」の語源となったとも言われています。

 

②厄払い

女性にとって19歳は人生で最初の厄年。袖の長い振袖の「袖を振るう」ことで厄も振り祓うことができるとも言われており、振袖はご家族からの大人になる前の最後の贈り物とも言われています。

 

 

 

まとめ

今回ご紹介した成人式の歴史や振袖について、ご存知でしたか??

人生の節目となる大切な1日を素敵な思い出に出来るように自分のお気に入りの振袖をぜひ見つけてくださいね♡