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どうして成人式で振袖を着るの?意外と知らない“振袖のヒミツ♥”
“成人式では振袖を着るもの”として知られていますが、どうして成人式で振袖を着るのかご存知ですか?
成人式で着る振袖は、ただきれいで華やかだからという理由で着るわけではないのです。
今回は、意外と知らない成人式に振袖を着る理由をはじめ、振袖の歴史と振袖の由来も一緒にご紹介します。
どうして?成人式に振袖を着る理由
「冠婚葬祭」の「冠」にあたる成人式。
昔の日本では、武家の男性は「元服(げんぶく、げんぷく)」、公家の女性は「裳着(もぎ)」と呼ばれる成人したことを示す儀式を行い、髪形や衣装を改める習慣がありました。
この昔の成人式は、身分や地域によって異なり、さまざまな形で行われていたようです。
そして、現在の成人式のはじまりは、太平洋戦争後の1946年に埼玉県で開催された「成年式」というイベントで、1948年には、国民の祝日として「成人の日」が制定され、成人の日に成人式が行われるようになりました。
成人式は、昔も今も人生において“大切な節目”であることは変わらないということです。
振袖のはじまりは江戸時代!振袖の歴史
初期の振袖の袖丈は55㎝ほどととても短かった振袖ですが、時代とともにどんどん変化します。
振袖の袖が長くなった理由や原因は諸説あり、江戸時代に現在の振袖に近い形になったといわれています。
明治時代になると、さらに振袖の袖は長くなったそうで、この頃に振袖が未婚女性の第一正装として定着しました。
今では、「大振袖(袖丈114㎝から125㎝ほど)」、「中振袖(袖丈87㎝から106㎝ほど)」、「小振袖(袖丈76㎝から86㎝ほど)」と3種類に分けられ、袖が長いほど格が高くなる振袖は、袖の長さによって着るシーンが選ばれています。
成人式に振袖を着る場合は、ほとんどの方が“中振袖(ちゅうふりそで)”です。
袖の振り方で示す恋愛サイン?振袖の由来
「振袖」という名前は、“袖を振る”ことに由来しています。
江戸時代では、振袖の長い袖は恋愛のサインに使われていたそうで、男性からの求婚を受け入れる場合は袖を左右に振り、受け入れない場合は前後に振ることで気持ちを示していたといわれています。
恋愛においてお馴染みの「フる」「フラれる」の語源もここからきているそうですよ。
さらに、振袖の長い袖を振ることには、厄を払う力があると考えられていました。
振袖には、厄払いやお清めの効果だけでなく、“厄を振り払って立派な大人になりますように”という願いも込められているのです。
成人式で着る振袖は、ただきれいで華やかだからという理由で着るわけではありません。
格式高い成人式にふさわしい未婚女性の第一正装であり、あなたの幸せを願う気持ちが込められています。
このように振袖を着る意味を知っておくと、成人式や振袖姿がより特別なものになるかもしれませんね!